宝塚市 紫雲山 中山寺
宝塚市 紫雲山 中山寺
所在:宝塚市中山寺2-11-1
西国三十三所の第二十四番札所である中山寺。開基は聖徳太子とされ、JR中山寺駅の北側ロータリーには中山寺方向に視線をやる聖徳太子象があります。JR中山寺駅から中山寺へは北西へ徒歩15分ほど。
阪急宝塚線 中山観音駅からであれば3分もかからず、アクセス良好です。
戌の日や初詣の頃は周辺駐車場の駐車料金が高額するため、阪急やJRなど公共交通機関を利用するのが良いでしょう。
中山寺は年中行事が多いのが特徴です。
まず、毎月十八日の御本尊御開扉で御本尊の十一面観世音菩薩と相見えることができます。西国三十三霊場の中には御本尊は秘仏とし、一切御目見え出来ないお寺(京都の六角寺頂法寺など)もありますが、中山寺は毎月十八日の他に初詣(三が日)や無縁経大会式など他の法要でも開扉されます。
2005年から2008年に修復された彩色豊かな本堂も見所のひとつです。
毎月二十一日には真言宗開祖の弘法大師御影供があります。中山寺は真言宗十八本山のひとつで、阪急宝塚線沿線にある清荒神清澄寺も真言宗十八本山・真言三宝宗です。中山寺〜奥の院〜清荒神清澄寺への参拝ルートはハイキングコースとしても知られています。
中山寺といえば子授け・安産祈願の寺として広く知られ、戌の日参りが有名です。安定期に入る妊娠中期に戌の日参りをし腹帯を巻くと縁起が良いといわれています。
大晦日から正月の初詣は各地から多くの人が訪れ大変賑わいます。二月の星祭節分会除災招福豆まき式、四月の第一日曜日に行われる無縁経大会式には宝塚歌劇生が参加。無縁経大会式では歌劇生が僧侶に続き散華を撒きます。
五月三日は御開山聖徳太子まつり、五月五日にはこどもフェスティバル・釈尊誕生花まつりがあります。七月十九日には奥の院で厄神夏まつりがありますが、日本で最初に厄神明王を祀ったとされるこの地で行われる厄神まつりは厄年でなくても訪れたいもの。さらに、八月九日の星下り大会式は西国三十三所の観音様が中山寺に集まる日とされ、この日に詣でると西国三十三所霊場すべてを巡行し、また四万六千日参拝するのと同じご利益があると言われています。